TEAM CRAG

「日本人では勝てない」と言われたモータースポーツ競技、【世界一過酷なデザートレース】Baja(バハ)1000 に挑み続け、確実な戦績を残してきたプロ・オフロードレーサーの「塙 郁夫(はなわ いくお)」選手。

※Baja(バハ)1000・・・1000マイル(約1600㎞)を不眠不休で走る、世界最長のノンストップ〝弾丸〟オフロードレース。

プロ・オフロードレーサーの 塙 郁夫選手

そんな塙選手をサポートするために作られたホイールがCRAGといっても過言ではありません。

2014年から塙選手のサポートを開始しました。

近年は海外で活動していますが、国内で活動しているときは日本四輪駆動車協会(JFWDA)が主催したシリーズ戦では10年連続でタイトルを獲得するなど、国内では無敵の強さを誇っていました。そして海外でもその実力を発揮し、メキシコで開催される世界的なオフロードレース、「 Baja1000 」では日本人初となるクラス優勝の座も獲得。

そんな塙選手と共に歩んできたワークは、レースで培った知識と経験、そして改善を繰り返し、全力で取り組んできた実績を元に製品開発を行っています。その代表作として【CRAG T-GRABIC】シリーズがあります。

アジアクロスカントリーラリーでは市販品のCRAG T-GRABICで参戦し、他メーカーのホイールが多数割れる中、T-GRABICは割れることなく完走するという伝説を作りあげました。

塙選手は単なるレーサーではなく、参戦マシンを自分で製作するビルダーでもあります。

2015年からは、ヨコハマタイヤ ジオランダーにWORK製のSPECIAL FORGED BEADLOCK MODEL “ CONCEPT T-GRABIC ” ホイールを組み合わせて参戦。

耐久性を重視するあまり、重くなってしまいがちな海外製ホイールですら破損すると言われるレースにおいて、塙選手が履くホイールはほぼ無傷で生還。

鍛造のタフさと軽さの両面を実証することができました。

日本が誇るプロ・オフロードレーサーとして、さまざまな快挙を成し遂げている塙 郁夫選手。

マシンを自分で造ることでもお馴染みで、レース参戦前はマシンビルダーとしての悩みも多いという。

そう、我々が自分の愛車をカスタムする上で悩ましいパーツ選びは、レースマシン造りでも重要です。

塙選手は、2015年の Baja1000 参戦から WORK製ホイールを履いてきました。

Baja1000 のレースは、とにかくホイールが壊れて市販ホイールでは厳く、タイヤがパンクしても走らなければならない状況もあるため、ビードロックホイールがベストでした。

その時に、塙選手からのオファーで、ともにチャレンジしていくことになりました。

そして誕生したのが、市販のWORK CRAG T-GRABIC(以下、Tグラビック)の原型となる、ビードロックリングまで鍛造製の WORKスペシャル・ワンオフホイールです。

かつて塙選手は、シグネチャーモデルから市販された鋳造1ピースホイールのWORK CRAG T-GRABICについて、このように評価していました。

「ビードロック部分は原型を模したものですが、その再現度がスゴイし、価格もリーズナブル。それでもスペックは、一般ユースではオーバークオリティと言えるほどですよ」と。

その言葉を実証するかのように、TEAM GEOLANDARとして参戦したアジアクロスカントリーラリー2018のハイラックスREVOの足もとには市販のT-GRABICを選択しました。

そんな中、これはさすがにタイヤとホイールがもげた、脱臼したかと思うぐらいの衝撃を受けるシーンもありましたが、それでも T-GRABIC は市販ホイールなのに割れないどころかほぼ無傷でした。

塙選手曰く、「ホイールは単に強度に振ったワケじゃないこともラリー中に感じました。ちゃんとした形状を採用しているから、剛性もしっかりあるんです。例えば、レース中に市販品だからと思って『ぼちぼち曲がりますか〜』と感じるような状況でも実際は正確に動いて、決してミスらない。」と。

オレンジのビードロックホイール CRAG T-GRABIC2のプロトタイプとなったモデル

そして、2015年に Baja1000 に参戦するため塙選手自身が造りあげたマシン「Earth‐Runner(アースランナー)」の足もとは、2016年からインサイドスポークが10本から6本スポークへとバージョンアップしました。

デザインは、 T-GRABIC の外輪部と内輪部を組み合わせた2重歯車型のディスクですが、内輪部分のホール数は少なく、6スポーク&6ホールで構成されています。

WORK CRAG T-GRABIC2(クラッグ・ティーグラビックツー)誕生のきっかけとなったモデルです。

この WORK CRAG T-GRABIC2 も、当然塙選手が履くスペシャルワンオフホイールとして、こうあって欲しいという希望を基に形造られたものです。

サーキットのレースと違って、長距離・長時間をサービスなしにぶっ通しで走るオフロードレースでは、どんなに良いタイヤでもバーストする危険性が常にあります。そうした時、タイヤ交換を塙選手自身でやることも多く、だからこそ、握りやすい(=交換しやすい)ホイールが要求されるのです。

また、外周の開口部が広いと石が噛むのを減らせるうえに、穴合わせがしやすいように設計しています。

この機能美も塙選手との共同開発によって生み出されました。

塙郁夫選手と共に歩んできたCRAGのこれからの更なる進化にご期待ください。

 

 

 

2022年3月9日~13日にアメリカのネバダ州で開催されるオフロードレース「The Mint400」に参戦